Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
咲陽の笑顔が…


頭から離れなかった…










誠工業で再会した時…



目があった瞬間…

心臓が爆発したかと思った。



咲陽の瞳に捕らわれて、

オレは動けなくなって、



ただ、咲陽を見つめた。



書類を落とした事にも気付かなかったくらいだ…








そして"強制"って言葉を、自分自身への言い訳にして…
飲み会いに参加した。


酒を"飲めない"って断る咲陽を…

「瀬戸さんは飲めないスね」
って、フォローした。


助けたかった、だけじゃない…

咲陽の酔った姿を、
誰にも見せたくなかった。



二次会で…


「わ、何!?
社長と瀬戸さん、見つめあってるし!」

近くに居た、山田さんの声に…


「おぉっ!なんかお似合いだな」

オレと話してた、誠工業の現場監督が反応した。


オレの心も反応して、思わず見ると…


咲陽と視線が絡んだ。


慌てて視線を外したけど…

誠治さんに呼ばれてしまった。


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