Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「…ん……っ…」

あまりに不意打ちで…

暗がりとはいえ人前なのに、身体がトロケる…


セージも止める気配なく、後頭部に手を回し激しく求めてきた。




久しぶりのキスだった…



少しして…

そっと唇を解くと…


「水槽に溶けてくみたいにキレイで…
捕まえたくなった」

おでこを当てて、そう囁くセージ。


「…バーカ」

くすぐったい気持ちで、目を伏せて微笑んだ。


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