あなたとひとつ屋根のした

☆俺…☆ 晴人side

加奈のことが大好き。だけど里奈がグイグイくるし…


里奈のお父さんは俺が好きなサッカーのチームの監督をしてる。俺はそのチームに入りたいって小さい時から思っていた。


ある日里奈が言った。


「晴人君のこと好きなの。あたし晴人君のことしか好きになれないの。晴人君のためならなんでもする。だから、付き合って？」


告白だった。でも俺には加奈がいる。俺だって加奈のことしか好きになれないから。


「ごめんね。」


あたりまえの答えだろ。


里奈が泣き出した。


「あたしと付き合えばパパのサッカーチームに入れてあげる！付き合ってくれないなら、一生入れてあげないんだから！さぁどーするの？あたしと付き合ってくれる？」


え…。加奈のことは大好き。だけどそのチームに入ることは小さい時からの夢。
どーしよう。


「わかった。付き合う。そのかわり、ちゃんとチームに入れろ。」


言っちゃった。
加奈…ごめん。
ほんとにごめん。