マー君2(原作)
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「全く、なんなんだ、あいつは」
一樹はまた屋上に来ていた。
どうも今日は厄日のようだ。
このままだと今日一日屋上で過ごすことになりそうだ。
「俺は正論を述べただけというのに、美代は−−。
なんでいつも俺はこんな目に合う? 世界がそう望んでいるからか?」
一樹は屋上のフェンスに背を預けて座っていた。
だが、ただ座っているのもあき、暇潰しに片手に文庫本を持って読書にふけていた。
読んでいる本のタイトルは「世界は何故こうも不便なのか?」という意味のわからない本だった。
ただ、一樹にとってはこの作者の言いたいことがなんなのか理解できていた。
「世界は望んでも変わりはしない」
例としてこの言葉を挙げたが、これは正論だろう。
いくら世界を変えようと望んでも、その力がない。
力なくして望みなど叶うものか。
「そう俺が苛々しているのは、この腐った世界のせいである。俺には才能がある。だが、この学校にはその才能を生かす場がない」
「確かにその通りだよ」
突然横から声が聞こえてきた。
一樹は本から目を離し、声がする方を見た。
「全く、なんなんだ、あいつは」
一樹はまた屋上に来ていた。
どうも今日は厄日のようだ。
このままだと今日一日屋上で過ごすことになりそうだ。
「俺は正論を述べただけというのに、美代は−−。
なんでいつも俺はこんな目に合う? 世界がそう望んでいるからか?」
一樹は屋上のフェンスに背を預けて座っていた。
だが、ただ座っているのもあき、暇潰しに片手に文庫本を持って読書にふけていた。
読んでいる本のタイトルは「世界は何故こうも不便なのか?」という意味のわからない本だった。
ただ、一樹にとってはこの作者の言いたいことがなんなのか理解できていた。
「世界は望んでも変わりはしない」
例としてこの言葉を挙げたが、これは正論だろう。
いくら世界を変えようと望んでも、その力がない。
力なくして望みなど叶うものか。
「そう俺が苛々しているのは、この腐った世界のせいである。俺には才能がある。だが、この学校にはその才能を生かす場がない」
「確かにその通りだよ」
突然横から声が聞こえてきた。
一樹は本から目を離し、声がする方を見た。