マー君2(原作)
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「ひゃっはー! 待ってました。この時を」
誠がゲーム機から銃の形をしたコントローラを掴み、向かいの画面に向け構える。
その馬鹿らしいこと、一樹は周りの目を気にしつつ、もう一つ置いてあるコントローラを手に取る。
全く誠はゲームになると目の前が見えなくなる。どうして、こんなものにそんなに熱くなれるのか。
「一樹早くしろよ、今日こそ最後までいくんだからな」
誠は一人テンションが上がっている。だが、一樹はあまり乗り気ではなかった。そもそもなんでさっきあんなことを口走ったのかもさえもわからない。
「さあ始まるぞ!」
誠が画面に向かって騒ぐ。一樹は店の中を見回しながら考えた。
俺は何をしているのか?
何をしたいのか?
店の中は色んな音が混じり合い五月蝿い。色んなゲーム機が回りを取り囲み狭く感じる。
なんだろう、この感覚。
一樹は視界がゆっくりと動く気がした。これが時間の凝縮というのか。音が鈍く、景色がスローで見える。そして、どこからかと声が聞こえてきた。
子供の声が。
あの夢で聞いた--。
「まだ来ちゃだめなんだ。今の君じゃあまだ--」
「ひゃっはー! 待ってました。この時を」
誠がゲーム機から銃の形をしたコントローラを掴み、向かいの画面に向け構える。
その馬鹿らしいこと、一樹は周りの目を気にしつつ、もう一つ置いてあるコントローラを手に取る。
全く誠はゲームになると目の前が見えなくなる。どうして、こんなものにそんなに熱くなれるのか。
「一樹早くしろよ、今日こそ最後までいくんだからな」
誠は一人テンションが上がっている。だが、一樹はあまり乗り気ではなかった。そもそもなんでさっきあんなことを口走ったのかもさえもわからない。
「さあ始まるぞ!」
誠が画面に向かって騒ぐ。一樹は店の中を見回しながら考えた。
俺は何をしているのか?
何をしたいのか?
店の中は色んな音が混じり合い五月蝿い。色んなゲーム機が回りを取り囲み狭く感じる。
なんだろう、この感覚。
一樹は視界がゆっくりと動く気がした。これが時間の凝縮というのか。音が鈍く、景色がスローで見える。そして、どこからかと声が聞こえてきた。
子供の声が。
あの夢で聞いた--。
「まだ来ちゃだめなんだ。今の君じゃあまだ--」