マー君2(原作)
あの化け物はただの幻覚だ。感染者の視覚から特殊な光が発せられている。

マー君は未知なるウィルスの名称だ。

マー君は死んだのではない。

消えただけだ。

黒の仮面は今もマー君と戦っている。

と、まあ昨夜調べた情報によると、マー君は人間ではないということがわかる。しかし、政府はマー君はテロリストのリーダーで、人間と言われ、大半の人は政府の言い分を信じている。

つまり、結局人間は逃げているのだ。

受け入れるが怖いのだ。

マー君が何者か。

一樹は首を横に振り、瞑想を辞めた。

ここで一人考え込んでもしかたがない。マー君が何者なのかそれを知る術はないのだから。

一樹は今、校門で美代と恭介と待ち合わせしている所だった。残りの二人七恵と誠を待っているのだ。七恵は生徒会の話だとかで、誠は掃除で遅れると。

もう日が沈みかけていた。広いグランドをオレンジ色の日差しで満たし、数人の生徒が校庭でサッカーをしている。

空から烏の鳴き声が響き、憂鬱にさせる。一樹は校門におかかりながらサッカーをする生徒達を眺めていた。

側では美代と恭介がしゃがみ込み何か話している。

「マー君が何者か--」
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