マー君2(原作)
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「なぁ、思うんだけどさ」

一樹の隣を歩いていた誠が、後ろを歩く美代、七恵、1番後ろを歩く恭介を振り返り言う。今一樹一行は学校を出て、目的地の殺人事件のあった現場に向かう道中だった。

住宅街の狭い道路を広がるように歩く皆、誠はふと立ち止まり、近くにあった電柱におかかる。

「何よ、誠。言いたいことあるならはっきり言いなさいよ」

「七恵ちゃんって」

美代が七恵を注意すると、誠が両手を掲げて首を横に振る。

「そう怒りなさんな、猛獣ちゃん。せっかくの化粧が台なしだぜ、なあ一樹」

「あ、ああ」

いきなり話を振られ、一樹は戸惑いながらも同意する。それを見た七恵が大人びいた顔を触り、小声で「嘘、ばれた」と言う。その直後、誠が笑いながら言う。

「うっそだよーん! ハハハ」

「ちょっとー! あんたねぇ」

七恵が恥ずかしそうに顔を赤く染める。そんな二人のやり取りに飽き飽きし、一樹は話を割った。

「それで、誠何が問題なんだ?」

「ああ、それそれ」

誠はぶつぶつ文句を言う七恵を無視して、さっき言いかけたことを話した。

「マー君がその殺人事件の犯人なんじゃあないかって言ってたけど、またマー君もどきかもしんないってこと」
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