マー君2(原作)
マー君もどきとはマー君の模倣犯のことを表している。あまりにも多かったため、いつの間にかそう言われるようになったのだ。

「僕もマー君もどきな気がするけどなぁ」

「ちょっ」

七恵が怒りながら誠と恭介に言う。

「あんたらそんなのわかんないでしょ。もし本物だったら?」

「噂は噂だ」

一樹は静かに言う。

「この目で確かめない限り、ここで何を言っても無駄だ。なあ、そうだろ美代?」

「え、ああ、そうだね」

一樹は美代を心配して無理矢理話を通した。この探索の提案者は美代だ。美代を攻めても仕方がない。

空気を読んでか、恭介も意見を変え話に乗ってきた。

「そうだね。ここで言い合っても仕方ないね」

「まあ、そうだけどよ。美代ちゃんごめんな、空気読めなくて」

誠も美代に謝り、一行はまた歩き出した。

殺人事件が起きた現場はある民家だった。隣に空き地があり、二階建の平素な家だ。屋根は赤、壁は白、小さな庭があり、家の前には立派な門がある。

案の定、家の回りには警官が立ち、立入禁止になっている。
< 49 / 130 >

この作品をシェア

pagetop