太陽のあいつ《完結》
そんな俺の舌は
意識と全く違う動きをする。


耳の裏を攻めると、
サオリは気持ち良さそうに俺の背中に強く腕を回した。


そのままベッドに倒れ込み、
お決まりのコース。



そして、
終わった後は…
いつも以上に虚しいだけだった。



独りになりたい…



そう思いながら、
腕の中で眠るサオリを安心させるために頭を撫でた。



俺ってホント、嘘つきだな。


もうこのままウソをついて生きて行くのかな。



カーテンの隙間から漏れる西日が
今日は一段と眩しく…
俺は強く目を閉じた。
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