太陽のあいつ《完結》
「……ケイタか?」



その男性が俺の名前を呼んだ。


俺は返事をしないまま、
アツシに目を向けた。


何も言わず、
ただ黙ったまま、
うつむいているアツシ。


アツシの母さんも
少し涙目になりながら、
俺のことを見つめていた。



何で??
何で??


何でなんだ???


どうして…
ここに父さんがいるんだ?


アツシの父さんは、

そう…
俺の父さん。


俺が小学校の時に出て行った、
父さんだった。


そして、
今、アツシの父さんとして
俺の目の前にいる。
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