太陽のあいつ《完結》
一通りの片付けが終わった時、
既に19時を差していた。


この部屋で
一緒にいられるのも、
残り12時間程度。


それがアツシの温もりを
感じられる時間。



「はあ…」



ため息と同時に
声を漏らしてしまう。



「どうした?
疲れちゃったか??」



俺の肩に手を置き、
アツシが顔を覗き込む。



「……ううん…。違う…」



アツシと
離れるのが寂しいんだ。


この部屋の荷物と一緒に
アツシが居なくなってしまうのが寂しいんだ。


その現実を目の当たりにして、
出た
ため息なんだ。
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