心も、とろけるほど愛して
『はい、社長室』
いつものようにデスクの目の前にある丸っぽいベージュの受話器を耳に押しあて先方の用事をスケジュール帳に書き込む。
『はい、PM3時にセナール会社ですね分かりました。そのようにお伝えしておきます、失礼いたします』
電話を切ると手に持っていた万年筆をデスクの上に置いた。
後で社長に連絡しよう。
それと社長が飲んでいるコーヒー粉が切れたから買出しに行かないと。
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