心も、とろけるほど愛して
そっと潤んだ瞳で男の人の顔をチラリ見つめると男の人は私の顔に近づき、何かを言おうとしていた。
「ね・・・君?」
何だか、さっきから変。
口説こうとしてる訳でもなくお世辞を言う訳でもなく顔と言うのか目元辺りをじっと見てる。
「・・・あのさ」
私は唾を飲み込み息を止めた。
「マツ毛取れてるよ」
・・・っえ!?
カウンター上に置いてある鞄の中に手を入れポーチのジッパーを下ろすとコンパクトを取り出し瞳を見つめた。