心も、とろけるほど愛して
「社長おはようございます、今エスプレッソを淹れてます」
頭を垂れ床を見つめていると社長の靴先が目に飛び込んで来た。
もしかして前に立っているの?
靴先から視線をゆっくり上に逸らして行く。
「七瀬」
朝から声が荒ただしい。
「はい!?」
「お前、分かっているだろうな?」
社長の片方の眉がピクピクと動き、私は長いマツ毛を揺らし朝の出来事を巻き戻してみた。
・・・っあ
スカートを軽く掴み足を内股にしてマツ毛をバサバサと揺らし続け...
「あの...怒ってます?」
社長の顔を上目遣いに見つめた。
「あれはないだろ」