《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜

大物の予感

家族四人が揃い、初めての夜。

終始、笑顔の英美と、少し目尻を下げた弘樹と、無邪気な笑顔の愛美と、スヤスヤ眠っている誠人。

四人揃っての夕食。

卓袱台を囲み、幸せな空気を漂わせている。

広くない居間に似合わない豪勢な食事。

英美と弘樹のコップにはお酒が注がれていて、愛美のコップにはジュースが注がれていた。

三人でコップを持ち、カチ・カチと音を鳴らしながら乾杯をする。

乾杯の意味をわかっていない愛美は、コップが触れ合う音が気に入り、何度もコップを合わせる。
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