《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
だが、酔うこともできず、弘樹の頭の中は笑顔の英美が輝いていた。

走馬灯のように巡る記憶。

英美との出会いから、今日までのことが順番に過る。

どれを思い出しても必ず英美の笑顔がある。



そして、弘樹はカセットデッキを用意し、録音ボタンを押した。

恥ずかしがりやで、口下手な弘樹が、心の内を素直に語った。

英美には届かない声…

弘樹が初めて見せる本音。

語り終わった後、停止ボタンを押しカセットを抜いた。
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