《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
「少しでいいのでお話しませんか?」

英美もお茶を煎れ居間に腰を下ろした。

英美を見て、瑛樹も居間に腰を落とす。

瑛樹が座ったことを確認すると、英美は話しだした。

「私のことを、母親だなんて思ってくれなくていいです。

ただ…
弘樹さんの…
お父さんのことだけはお父さんと思っていてください。

お願いします。」

そう言って英美は頭を下げた。

英美には瑛樹の気持ちが少しは理解できていた。
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