私の彼は貴方だけ


「俺、好きな女がいるんだ。そいつは俺を好きじゃない。他の男のことが好きなんだ。いつも、他の男のところに行かないように毎日見張ってるんだけど、他の男のとこに行くのは時間の問題かもしれない。そのうち俺とは話さなくなっていくのかもな。好きって言ったら引かれるか?好きって言ったら距離をおかれるか?毎日毎日不安で余裕なんか、ない。そいつと出会ったのは、偶然なんかじゃない。俺はずっと前からそいつのことが好きだったんだ。でもクラスちげーから話す機会がなくて。でも、ようやく
話すチャンスが訪れた。そいつと、仲良くなれるなんて思ってなかったから正直信じられない、、。思い続ければ、いつかは叶う。信じ続けて良かったって思った。でも、話せば話すほど好きになって、気持ちが押さえられない。」



眉間にシワを寄せて
悲しそうに、切なそうに話す海斗。

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