星屑のバラード
なんかちょっと疲れちゃったな

少し眠ろうかな…


あれ、これって昨日の風景…?

やだ…

来ないで…

こわい…!!!



なんだろ、このあたたかい感じは…



「おいっ!ハナっ!」

「あ…翔さん…」

「わたし、夢見てて…」

涙がぽろぽろこぼれ落ちてくる

そんなわたしを見た翔は、手を優しく握ってくれる

「怖かったな、もう大丈夫だ」

「ゆっくり落ち着こう」

「翔さん、今日お仕事じゃなかったんですか?」

「仕事はもう終わったんだ、ハナのことがどうしても気になって仕事の終わりに寄ってみた」

「そしたらハナがうなされてて」

「看護師さんが来た時にでも、ちゃんと話しておいた方がいい」

「心の傷をそのままにしていると、いい方向にはいかないはずだ」

「当分は不安定になりやすいだろうから薬をもらっておくといいだろう」

「はい、ありがとうございます」

「あ、明日退院だったよな?機材は警察が預かっててくれてるから、一緒に取りに行こうか?」

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