おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
「この前、誕生日だったでしょ。渡すものあるから駅まで来て。」
久しぶりにお母さんからの電話だった。
あれからもよく電話はもらってた。
あの子の話は、あの入院中の電話以来、全くしたことがない。
かけてくる電話は他愛ない話とか、お茶がいいとか健康の話とかばかり。
多分、これからも赤ちゃんのことは、私が話さなければ話題にしないんだろう。
お母さんはいつもそう。
すごい大喧嘩して、暴言はいて、そのまま寝た朝も。
気まずいなって朝ごはんの席についても、お母さんはいつもと同じ。
「ご飯にするの?パンにするの?」
って普通の顔して私に聞くんだ。
お母さんは絶対引きづらない。
聞きたいことがあっても、言いたいことがあっても。
だから安心して側にいられるんだよ。
話す勇気が出るまで待ってくれるから。
誕生日………。
今回は何をくれるんだろう。
バッグかな?財布かな?
化粧品の時もあったな。
楽しみにしながら駅まで向かった。
久しぶりにお母さんからの電話だった。
あれからもよく電話はもらってた。
あの子の話は、あの入院中の電話以来、全くしたことがない。
かけてくる電話は他愛ない話とか、お茶がいいとか健康の話とかばかり。
多分、これからも赤ちゃんのことは、私が話さなければ話題にしないんだろう。
お母さんはいつもそう。
すごい大喧嘩して、暴言はいて、そのまま寝た朝も。
気まずいなって朝ごはんの席についても、お母さんはいつもと同じ。
「ご飯にするの?パンにするの?」
って普通の顔して私に聞くんだ。
お母さんは絶対引きづらない。
聞きたいことがあっても、言いたいことがあっても。
だから安心して側にいられるんだよ。
話す勇気が出るまで待ってくれるから。
誕生日………。
今回は何をくれるんだろう。
バッグかな?財布かな?
化粧品の時もあったな。
楽しみにしながら駅まで向かった。