おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
ピンクの二本線………



本当に薄くて薄くて見えないくらい…

太陽にかざしたり、横から見たり、下から見たり。




検査薬とは言っても自分の尿がかけてある棒を必死に確認してるなんて可笑しいな…。





可笑しいけど……


かすかなピンクのしるしに語りかけた。





「おかえりなさい。ありがとう。」









次の日。



「今日が生理の日?まだ早いからきっと見えないよ。また来週きてください。」



あれから、心配で、心配でたまらなくて…

早くあなたの姿が見たくて、安心したくて…




私は微かな妊娠検査薬の陽性のしるしを見たとたん病院にきていた。



案の定、何も確認できないはずと諭され、エコーさえもしてもらえず、何も得られないままとんぼ返り…。

なんだか、この病院冷たいなー。




落ち込む私は病院について愚痴をもらしながら帰り道を歩く。





病院は以前通っていた所ではなく、中規模の総合病院を選んだ。

この病院は夜間も、土日も24時間開いているから何かあった時にすぐに対応してもらえる。





今度こそ万全の体勢を整えてあげたかった。




早まった私は、早く知りすぎた妊娠もストレスに成りうるということを知らなかった。







赤ちゃんを見れるのは1週間後…?


長いよ…



早く会いたいよ…




どうしよう…その間に生理がきちゃったら…
どうしよう…





まるでノイローゼだった………………





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