おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
3月14日。
あの子がこの世に生をうけるはずだった日。
あの子をこの世に産んであげることはできなかったけど……
逆に私が生まれ変わったみたいな気持ちになるなんて。
【そっか。その子のお導きかな。ママを助けてあげてって。】
「赤ちゃんにまで…心配かけちゃったよ…」
枯れたはずの涙の池がまた溢れだす。
【麻那が歩き出せたなら良かったって思ってるよ。】
あるきだそう…
あの子が笑って見ていられるように。
私は…おかあさんだから。
「なんか、春が来たみたい。」
花菜にお礼を言って電話をきると、窓を開けた。
清々しい春の空気を吸い込み、空を見上げる。
空は青々として、春の訪れを告げるように光輝いていた。
あの子がこの世に生をうけるはずだった日。
あの子をこの世に産んであげることはできなかったけど……
逆に私が生まれ変わったみたいな気持ちになるなんて。
【そっか。その子のお導きかな。ママを助けてあげてって。】
「赤ちゃんにまで…心配かけちゃったよ…」
枯れたはずの涙の池がまた溢れだす。
【麻那が歩き出せたなら良かったって思ってるよ。】
あるきだそう…
あの子が笑って見ていられるように。
私は…おかあさんだから。
「なんか、春が来たみたい。」
花菜にお礼を言って電話をきると、窓を開けた。
清々しい春の空気を吸い込み、空を見上げる。
空は青々として、春の訪れを告げるように光輝いていた。