おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
「はい?」

重大さがわかっていない私はキョトンとした顔で先生をみる。

また子宮の話かな…?
双角子宮のことを調べるたびに不安におそわれていた私。


でも、もう明日には10週をむかえるし、出血も腹痛も全然ない。

なんだかんだいっても順調なんだよ。
今日も一言「元気ですね。」って言ってくれるはず。
そう思ってここに来ていた。




でも先生の表情は固かった。


「赤ちゃんの側に大きな血の固まりがあるのは話しましたよね。
回りにも出血がみえます。」


出血?
どこだろう…



エコーを見てもわからない説明にただ聞くだけしかできなかった。


「出血はあれからしていますか?」


「あれからはないです。」



オリモノも普通だし、お腹も痛くなったことはないのに…?



「血の固まりも、だんだん小さくなっていくはずなんですが…変わらないですね。
このまま大きくなると赤ちゃんも危険です。」



そうなの…?
まだ他人事の私。
状況が理解できないよ。


赤ちゃんはあんなにユラユラ楽しそうに浮かんでるのに?



「近いうちに大学病院に行ってもらいましょう。
紹介状を書くので。」







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