双子姉妹の胸キュン恋愛道!



「姉さんの机の中に呪いのわら人形入れておいたの。」



「あんたかい!なんか恨みでもあんの!」



「…ある。」



そうだよね。


私と琴音は言わば恋敵。


避けられない事実に直面したんだものね…。



「…50円返して。」



「あんただよ、小学生の時に50円貸して返してくれないの!」



「まぁまぁ、姉さんそう怒らずに。」



「…。」



「私も決めたの。自分の思いを伝えようって。」



「琴音…。」



「元樹君とショウ君が同一人物なら、私も元樹君に最後に思いを伝えたい。」



そう、今日で最後。


元樹君最後の日。


だから私はここに呼び出した。



「分かった。しっかり自分の思いを告げよう!」



そして、10分後。


校舎裏に元樹が姿を現した。


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