双子姉妹の胸キュン恋愛道!
待ち合わせ場所に近づくと、元樹の姿が見えた。
ニコニコと笑顔でこちらに手を振っている。
しかし、その笑顔ははっきりと初音を捉えた瞬間、消えてしまった。
「初音さん…。」
「はい。」
「その格好…。」
さすがの元樹も苦笑いを浮かべる。
「ダメ、でしたか…。」
少し俯きながら初音は悲しそうな顔を浮かべた。
結局、服装が決まらず制服を着ていた。
「ダメ、じゃないけど…。」
元樹が苦笑いから笑顔に変えた。