〜オリジナル短編集〜
まだ蒸し暑い夏休み明けの日。

私と幼馴染の海斗(かいと)は毎日一緒に小学校へと登校していた。


「もう9月だけど暑いねー」

「そうだな…。もう少し過ごしやすくならないと死にそうだ」


今日から小学6年生の二学期。

二学期になったら…海斗に告白するというのが、私の目標だった。

毎日一緒にいるうちに、どうやら私は海斗に恋してしまっていた様なのだ。

毎日好きな人と学校へ登校できるだなんて夢の様だ。

私は幸せな毎日を満喫していた。
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