イジワルなキミの腕の中で
濡れてしまった服を用意してくれたビニール袋に入れて、恐る恐る脱衣所を出る。
先輩のスウェットは大きくて、手が隠れるくらい袖が余った。
スボンの裾も長くて、こけないように慎重に歩いてリビングの方へと向かう。
ガチャ
ドアを開けると、ファンヒーターの暖かい風が肌を包み込んだ。
「はは、ブカブカだな。こっち座れよ」
目を細めて笑った後、先輩はコタツがある方へ手招いてくれた。
「う、うん」
手足が冷え切っていたこともあって、言われるがままにコタツのあるところへ足を向ける。