イジワルなキミの腕の中で
冬休みはただでさえ短いのに
補習とかありえないよ。
「んな落ち込むなって。テストに出そうなとこ教えてやるから」
本当に憐れだと思ったのか、先輩は慰めるように私の肩を優しくポンと叩いた。
「本当ですか!?」
嬉しくて思わず笑顔になる。
面倒くさがりそうな航希先輩が勉強を教えてくれるなんて!
「補習になられたら俺も困るし」
「どうして先輩が困るんですか?」
キョトンとする私に
先輩は「はぁ」と大きくため息を吐いた。