白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「では私は仕事の続きがあるのでな。理波くん、明日は大学に行けるかな?」
「行きます」
「よろしい。では」
教授は颯爽と去って行った。
何だか……すごく、壱星のおじいさんだなあ。
「あの……いちくん、私まだ混乱してるのかな? 状況がよくわからないんだけど……」
そう言えば、こっちでいきなり話を始めてしまったから、理波ちゃんには何が何やらだったかもしれない。
メニュー