白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


「では私は仕事の続きがあるのでな。理波くん、明日は大学に行けるかな?」



「行きます」



「よろしい。では」
 


教授は颯爽と去って行った。



何だか……すごく、壱星のおじいさんだなあ。




「あの……いちくん、私まだ混乱してるのかな? 状況がよくわからないんだけど……」
 


そう言えば、こっちでいきなり話を始めてしまったから、理波ちゃんには何が何やらだったかもしれない。



< 250 / 385 >

この作品をシェア

pagetop