白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「もちろん憶えてるよー。一番仲良くしてくれたの、ふーと理波ちゃんだからねー」
「そっかー。今度の日曜日でも逢いに行っていいかなー」
「マジかっ? そら嬉しいわー」
「何か儚に逢いたいしなー」
「ありがとなー」
ぐだぐだ話をしていると、家についてしまった。
ちっ。
「ふー、私もあがっていいのか?」
「ん? いいに決まってんだろ。つか理波ちゃんの方頼むよ」
刹那は、理波ちゃんから持ってくる物を言付かっている。