白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
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「漠然とした……」
五限の放課、久しぶりにベランダに出て何ともなしに空を眺めてみた。
実は滝篠の言葉がずっと引っかかっていた。
刹那と俺が知り合いだったんじゃないかっていうあれだ。
「んー。その辺り自信ないんだよなあ……」
実を言うと俺、たまに記憶が混乱することがある。
と言うか、ぶっちゃけ俺は離人症というものを持っている。
自分の身体から意識が遊離して、空から自分を見ている感覚、動かしているのが自分ではない感覚になるというやつだ。