年上ヴァンパイア




「だって、誰かに見られたらだめじゃん?」


「見えなかったらいいんだな?」


「いいかもしれないけど、できないでしょ。」


「それが、できるんだな。」


「え…?」


「行くぞ。」


そういって、私を抱き上げる。


「…うん。」


私たちは空へと飛んだ。



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