LOVEプリンセス*
私はママと違って方向音痴ではないから(笑)、案外すんなりと理事長室に着けた。



トントン*



”どうぞー”



「し、失礼します!」


噛んじゃった!で、でも入ろう!



中に入ると、赤と金を基調とした王室のような部屋が広がっていた。




そして、部屋の一番奥に設置された机と椅子に座っている人と目があった。




『キミが、真生ちゃんかい?』


「はいっ!そうです」



『俺は夕栄。ここの理事長だ。』



理事長はそういうと、ニコリと微笑んだ



よかった…怖い人じゃなくて。



『まぁ…真生ちゃんを呼び出したにはもちろん理由があるんだが、単刀直入に言ってもいいか?』




「??…はい。」


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