LOVEプリンセス*
ガチャッ
『失礼しやーすっ』
ドアが開くと共に、赤髪の少しチャラい雰囲気の人が入ってきた。
この人が担任??
『おぉ、雄大。来たか。』
『女の子ってーのは、この子か?』
理事長相手にタメ口ってことは…昔から仲良いのかな
『そうだ。よろしく頼むよ』
「えっとっ…上埜真生です!」
『おぅ。俺は雄大だ。よろしく。』
先生はニカっと白い歯を出して笑う。
ここの学校はイケメンが多いな。
雄『真生ちゃんのクラスは、1-Sだ。容姿端麗、暴走族幹部以上、頭脳明晰、運動神経抜群の人たちのみが集まるクラスだ。』
真「私…どれにも当てはまらない気がするんですけど…」
そう言うと、二人は目を見開いた。
((うそだろ…無自覚が遺伝してるとは…))
??……なんでそんなにびっくりしてるんだろ。
雄『あ、いや、とにかく真生ちゃんはSクラスだからな!!んじゃ、教室行くぞ!!』
真「え、あ、はい!」
理事長に礼をして、私と雄大は理事長室を出た