続・銀髪姫と不良幹部
「す、すみませんでしたっ!もうしないから許してくださいっ!」


「はぁ…もういいから。早く行って」


もうすぐ史音が来ちゃうし。


「あ、あざっす!!」


男が消えたころ、息を切らした史音がやってきた。


「ん?なんで史音息切れてるの?」


「っ!依亜がいきなり電話きるからだろ!」


もしかしてそれで走ってきてくれたの…?


「心配したんだよっ。いくら強いからって言っても女には代わりないからな」


「ありがとう…」


史音は優しい。


だからこそ私は言えないんだ。


今回の主犯が私の生みの親だと言うことを…。


< 149 / 232 >

この作品をシェア

pagetop