続・銀髪姫と不良幹部
「依亜?叫んでどうしたんだ?」


「そ、その…っ」


何て言ったらいい?


普通に言った方がいいのかな?


なかなか言えないでいると、空にぃに頭を撫でられた。


「依亜、大丈夫だ」


ああ、そうだよね。


私の〝両親〟だもん。


きっとわかってくれる。


私はそう信じているもの。


「私、一緒に行けないです!」


「依亜?」


「私には2年前から待たしている大切な人達がいるんです!」


お父さん達は私の話を静かに聞いてくれてる。


それがすごく嬉しいんだ。


だから私は言うよ。


< 15 / 232 >

この作品をシェア

pagetop