続・銀髪姫と不良幹部
大切な仲間だからこそ、私が守らないとって。


みんなが弱いわけじゃない。


むしろ強い。


だけどそれでも私は守りたいと思うんだ。


「みんな依亜に頼られるの待ってんだよ」


「頼られる…」


そういえば私、今まで頼ったことないかも…。


何でも自分で決めて、自分でやって。


頼ることも、甘えたこともない。


「俺だって頼られるの待ってんだぜ?…仲間としても、彼氏としても」


「っ…ごめん」


悲しい顔させたくなかった。


悩みを言ったりすると、絶対に悲しい顔をすると思った。


みんなには笑顔でいてほしかった。


それもあって私は言えないでいたんだ。


なのにどうして上手くいかないんだろう…っ。


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