続・銀髪姫と不良幹部
えっと、階段は…っと。


お、あったあった。


2階へと続く階段に誰にも気づかれないように向かう。


キョロキョロと見回すが、誰も気づいてる様子はない。


気配消してるから見つかることはないんだよね〜♪


私、これでも向こうで汚い人潰してきたし。


鈍ってないはず!


鈍ってたら、狼鬼に戻るにも戻れなくなっちゃうしね!


「今のところは街の治安も維持されている。…依亜が帰ってきたら喜ぶだろう」


えっ…?


突然聞こえた私の名前に、幹部室の方を見る。


言っただろう史音を見ると、嬉しそうに微笑んでるのが見えた。


< 30 / 232 >

この作品をシェア

pagetop