続・銀髪姫と不良幹部
「あ、秋月?私だけど」


〝秋月〟


そう言うと、史音の肩がピクリと動いた。


説明を求めてる時に電話をかけて、しまいにはその相手が自分の知りたい人だったらそうなるよね。


うん、その気持ち、私もよーくわかるよ。


『お、お嬢様⁉︎』


でもね、秋月との関係を疑っているなら…。


疑い間違いね。


私と秋月は〝社長〟と〝秘書〟。


それしかない。


それに秋月には婚約している彼女がいるしね。


もうラブラブの彼女がね。


まぁ、秋月は私のタイプでもないって言うのもあるけど…。


それ以前に、私が好きなのは史音だけ。


最初で最後の恋なんだ。


私の気持ちは本物だよ?


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