Rain~不良彼氏~






私は何も言わず立ち上がる。




「えっ、ちょ!待ってよ…」




そう言って私の腕を掴む男。




あーもう…



目立つことはしたくなかったのに。




「……触んないで」




シーンとした教室。




「…え」

「ウザイ、離して」




呆然とする目のまえの男の手を振り払って




私は教室を後にした。





< 11 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop