マリの毎日
しかしマリはルイコの剣幕に恐れをなし、言い返すこともできませんでした。

助けを求め、ヨシ君の方を向きます。
あの甲斐性なしに助けを求めるとは。


(ヨーシーくーーーん!)


マリの心の叫びとはうらはらに、ヨシ君は新聞から目を離しません。


(な……なんだこれ。つか、な、なんでワリ……?)


ヘタレ、眉間にしわを寄せ、意を決した様子で顔を上げました。


「こんなのでたらめじゃん!」

「え……ヨ、ヨシ君……?」


突然のヘタレの大声に、野次馬はざわめきだしました。


「こっ、これ、俺だから!」


どもりはしたけど、よく言ったヘタレ。

とんでもない発言に、周りは更に騒がしくなりました。


「俺はマリが好きだし、マリも俺が好きだし。この相手、ワリなわけねーだろ!」

「ちょっと! ヨシ君!?」


マリの顔は猿顔負けにまっかっか。こんの恥知らずめがとでも思っているのでしょう。


ワリ、そして特にルイコが呆気にとられ、野次馬がきゃあきゃあぎゃあぎゃあ騒ぎ立てている最中、ヘタレはなんと、マリの腕をつかみました。


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