あの花のように
「できたー!!」
珍しく里奈が急に叫んだ。
「何ができたの~?」
私は里奈が座っている席に駆け寄っていった。
「じゃーん!」
そう広げた絵は…
「え!それって太陽!?」
「そう!立体的でしょ?」
「うん!なんか眩しいもん!!すごい本物みたい!」
「よかった~」
「だから、なっちゃん達が来たことにも気付かないくらい集中してたんだね~」
「え!いつ?どこに?」
「そこの水道だよ~」
「えー!教えてよ!!」
「だって集中してたから~」
「まあ、そうだけど~…」