恋色涙~君たちの恋~
次の日。
起きても隣にこうたはいなかった。
私は歩いて冷蔵庫テーブルの前に行くと、
「あ………」
昨日、私が作ったこうた用の夜ご飯をラップしておいたら見事綺麗に食べてくれていた。
そしてそこには手紙がおいてあった。
《さよへ
オムライスすっげーうまかったありがと
う。
こうた》
ポロッ
私の手に涙の粒がたくさん落ちてくる。
良かった。まだ、こうたに嫌われてなかった。
私はこうたのこと本当に好きなんだなって改めて感じた。
今日で最後のお泊まり。
私は心で決意した。
今日………
私は、大人になります。