恋色涙~君たちの恋~

 俺は頭を冷やすためお風呂に入った。

 でも、何をしても浮かんでくるのはさよの泣き顔。

 ゴンっ

 「くそっ………」

 俺は何の罪もない壁を叩いた。
 
 「さよ……」

 俺が風呂からでるとさよはリビングにいた。

 さよが振り返り俺をみた。

 肩がビクッとしたのは俺にもわかった。

 はぁ……
 
 とうとうさよに嫌われたな……

 俺がさよをみてもさよは一度も目を合わせてはくれなかった。

 失恋ってこういうことですか………

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