恋色涙~君たちの恋~
          こうたside

 俺は階段を駆け上がる。

 さよが危ないから──。

 ドンッッッ!!!!!!

 俺は屋上のドアを思いっきり開けた。

 するとそこには隼人の彼女がいったとおりさよと女子の軍団がいた。

 俺は女子の軍団を思いっきり睨みながら
 
 「お前らさよになにしてんの?」

 ってきいた。

 さよの制服はところどころ汚れてる。

 多分……暴力だな。

 女子たちはヤバいって顔してやがる。

 ムカついた。

 さよをこんなんにしたやつを許せなかった。

 女子のリーダーらしき奴の肩に手を置いた。
  
 俺の同級生だ。

 そいつは
 
 「きゃっ///////////こ、こうたくんこれはねその──…。」

 顔を赤くしながらごまかしやがる。

 「………せねー…」

 「うん?どうしたの?」

 「許せねーっていってんだよ!!!!!!」

 俺の怒りは収まらなかった。

 俺はそいつの肩を思いっきり押した。   

 女は倒れて他の女子にぶつかった。

 「てめぇら今度こんなことしたらただじゃおかねーからな。」

 そう言って1人1人睨むと女子は後ずさりその場から逃げていった。
 
 俺はさよのもとへ駆け寄った。
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