恋色涙~君たちの恋~

 私は涙を拭ってずっと背中をさすってくれてたこうたに向かい合った。

 「こうた……怖かった……怖くて、痛くて……でも、こうたが来てくれて安心した。本当に本当にありがとう。」

 そう言うと自然に涙がでてきた。

 拭っても拭っても止まらない涙。

 こうたは私をもう一度抱きしめる。

 「さよ………」
 
 優しく背中をさすってくれる。

 「怖い思いさせてごめんな。でも、俺さよが1番好きで1番大事なんだ。」

 優しく囁くこうたの言葉は本当に良く伝わってくる。
  
 「うん……こうた……昨日の続きしよ?もう怖くないから」

 そう言うこうたは私から離れ私の顔を覗き込んでくる。

 「さ、さよ?無理しなくていいから。俺はさよに気持ちが伝われば───…。」

 「私が我慢できなくなったの。こうたが好きで好きでしょうがないから。無理なんかしないもん!」

 そう言うこうたにキスされた。

 そのキスは私の心を落ち着かさせてくれました。


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