そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
えぇっい!
納得はいかないけど…‼︎
唇と唇が触れ合う直前に、
覚悟を決めた。
「りっ、凛…!」
そこで、ピタッと結城くんの顔が近づくのをやめた。
「…」
でもそれと同時に、無表情のまま。
私…そんなにおかしかった⁉︎
伺うように、結城くんの顔を覗く。
「あっ、あのう…」
「……ん、よくできました。」
パッと壁から手を離してくれた結城くんの顔には、
満面の笑みが浮かんでいて。
少し満足そう。
わ…、笑顔可愛い……。
…じゃなくてっ!!!
脅して理不尽を突き通すなんて…
悪魔っ!!!
一言文句を言おうとしたのに、
結城くんはわしゃわしゃと私の頭を乱暴に撫でて、スタスタと歩いてどこかにいってしまった。
…へ?
な、なな、なんだったの⁉︎
急に名前を呼べとか言ってくるし!
渥美くんにばれちゃうようなことしてくるし!
撫でられたせいで髪は
ぐちゃぐちゃだし…。