そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
はぁ、また今日が終わっちゃう。
…よし。じゃあ結城くんのこと、少しでも多く知っておこう。
最初はやっぱり恋愛系だよね、うん。
「結城くんってさ…。
その…。彼女「凛!」」
え…?
並んで歩いていた私達の前に、突然現れたのは知らない美少女で。
スラッと長い手足、
癖っ毛の私とは大違いなストレートの黒髪、
少し強気そうなパッチリとした大きな目。
「綺麗」…表すのにその一言しかないような…。
そんな人が、隣にいる結城くんのことを凛と呼んだ。
「霜野内(シモノウチ)…。」
普段は誰にでも「さん」付けの結城くんが呼び捨てで呼んだ。
「…どうして何も言わずにいなくなっちゃったの…⁉︎」
「…‼︎」
抵抗もしない結城くんが、「霜野内」と呼ばれる人に抱きしめられている。
…そんな光景を一人、呆然として見つめていた。