Lie friend ―嘘友―
怖目の顔だけど、あたし的には怖くないかな。
よくある事務のお姉さん、みたいな感じ。
あー、ちょっと違うかも。
でも、よくいそうな感じなの!
「あなた、原稿とかは大丈夫かしら?」
「あー、アドリブで言うんで、大丈夫ですよ?」
先生は結構驚いた顔をする。
別にあたし、アドリブで言うって言っただけなんだけど?
「失敗しないようにしなさいよ?
だいたいどんなこと言うか決めときなさい。
壇上には––––––––」
そうして先生はあたしに、壇上の上がり方からなにからなにまで全部教えてくれた。