Lie friend ―嘘友―



怖目の顔だけど、あたし的には怖くないかな。


よくある事務のお姉さん、みたいな感じ。


あー、ちょっと違うかも。


でも、よくいそうな感じなの!



「あなた、原稿とかは大丈夫かしら?」



「あー、アドリブで言うんで、大丈夫ですよ?」



先生は結構驚いた顔をする。


別にあたし、アドリブで言うって言っただけなんだけど?



「失敗しないようにしなさいよ?


だいたいどんなこと言うか決めときなさい。


壇上には––––––––」



そうして先生はあたしに、壇上の上がり方からなにからなにまで全部教えてくれた。




< 28 / 125 >

この作品をシェア

pagetop