四角いジャングル
元々はプロレス志望ではなく、ハイスクール時代からアメリカンフットボール選手として活躍していたロックは、その頃から武藤のファンでもあった事を公言している。

いわば武藤は、ロックにとって憧れのレスラーでもあり、アメリカマットで人気を二分したスーパースターでもあった。

フロリダ海外遠征時代、ニンジャというリングネームのヒール武藤とベビーフェイスのロックは幾度となく抗争を繰り返し、会場を沸かせた。

勧善懲悪が好まれ、またケーフェイが存在するアメリカンプロレスのリングでは、『ピープルズ・チャンピオン(皆の王者)』であるロックが最終的に勝つ事が多く、最後はピープルズエルボーでピンフォールをとったロックがリング中央で勝ち名乗りを受けるのがお決まりのパターンだった。

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